ネタバレ「ノーエンド・ハウス」
全6話のミニドラマですが、整理しておきます。
父親の自殺からひきこもりがちの主人公・マーゴを心配し、親友のジュールスが大学の夏休みに訪ねてきます。そんな二人の携帯に意味不明な動画が送られてきます。どこに現れるかわからない、一番奥の６番目の部屋まで進むと戻れない、などと噂されるお化け屋敷・ハウスへの招待状です。マーゴ、ジュールス、幼馴染のJT、バーでマーゴといい感じになったセスの4人でハウスに入ります。1番、2番...と次々に進みますが、3番目の部屋からは別々になり一人で進むことに。5番目の部屋から逃げ出したマーゴはハウスの外でジュールスと会え、家に帰ります....が、帰り着いた家の戸口に「６」の番号が...。家に入ると死んだはずの父親が朝食を作っています。まだハウスの中だったのです。ハウスの中では自分の記憶から偽物の人間が作られるのです。作られた偽物の人間は、自分を作り出した人間の「思い出」を食料にします。6番目の部屋に入った人間はやがて「思い出」を喰い尽くされ、抜け殻の様になってしまいます。
［幼馴染JTの場合］
強い自分を思い描き、美しい女性を恋人にしている理想の自分を作り出します。しかし、「理想の自分」はハウスの外に出るために本当のJTを殺し、JTになりすまします。結局、偽物とバレてハウスの中から出られません。
［ジュールスの場合］
一度はマーゴとハウスから脱出できますが、マーゴが作り出した「父親」が食料を求めてハウスの外まで追いかけてきます。父親をハウスに戻すため一緒にハウスに戻っていったマーゴを救い出すべく、ハウスの出現場所を探し当て、もう一度ハウスに挑みます。ハウスの怖さを知っているのに、マーゴのために戻る勇気、最初の時より怖かったハズなのに....凄いぞジュールス！
［セスの場合］
孤児だったセスはハウスの中に家族を作っています。ハウスは自分が思い描く理想の世界だと考えています。ただし、自分が作り出した家族に自分の「思い出」を喰われない様、家族は檻に閉じ込めています。そしてハウスのために次々と女性を連れてきては抜け殻にして捨てています。結局、セスが作り出した家族をマーゴが檻から開放し、セスは「思い出」を喰いつくされてしまいます。
［マーゴの場合］
最初はハウスの中で父親に会えた喜びから、逃げようというジュールスと衝突します。しかし「思い出」を喰い荒らされる危険に気が付きハウスから脱出します。が、ハウスの外まで「父親」が追いかけてきます。殺すこともできず「父親」をハウスに戻すため、食料を提供できる自分もハウスに戻ります。一緒にハウスに戻ったセスと愛し合いますが、「思い出」は少しずつ喰われていきます。ジュールスが助けに来てくれたことでセスの本性に気づきセスと対峙します。その時「父親」が協力してくれます。偽物の父親でも愛があったのですね....。最後、父親はプールに身を沈めます。今度こそ、本当にマーゴとジュールスはハウスを脱出できました。
［以下は感想です］
JTは殺されてしまったので、現実世界ではどうなるのでしょうか...行方不明扱い？その場合、JTの家族が長い間苦しむことになりますよね。マーゴとジュールスが本当のことを話しても、信じられない話なので逆に二人が疑われるとかありそうです。脱出はできましたが、まだまだその後が心配な2人なのです。
